SCHOTT Primoceler OyによるProteon™ ガラス封止

SCHOTT Primoceler OyのProteon™の技術の詳細

小型化、機能および性能の向上は、能動型医療用インプラントにとって非常に重要であり、電子部品の標準要件となりつつあります。SCHOTT Primoceler OyのProteon™ガラスパッケージは、将来のインプラントソリューションの小型化とデザインの可能性に新たな扉を開きます。

超小型化と信頼性を両立させた新たな世代の気密封止技術

気密封止

SCHOTT Primoceler OyのProteon™は、完全な気密性を実現し、能動型医療用インプラントに封入された高感度な電子機器を完全に保護します。

超小型化

SCHOTT Primoceler Oyが提供する最新の技術開発により、1mm未満のサイズからインプラントの製造が可能です。

RF透過性

SCHOTT Primoceler OyのProteon™オールガラスパッケージでは、無線周波数 (RF) が透過するため、透明なガラス封止により有線接続が不要になります。これにより、デバイス設計の小型化と簡素化を実現すると同時に、ワイヤレスデータ信号を送信および受信することで、デバイスのインターネット接続が可能になります。

柔軟なカスタマイズ対応

SCHOTT Primoceler Oyの研究開発の専門家が、コンセプトから量産まで、あらゆる段階でお客様と協力し、開発段階での課題やご要望に応じたソリューションの提案いたします。

仕様

インプラント用Proteon™パッケージの気密性および生体適合性は、次の3つの重要な要素に基づいています。

  • レーザーベースのPrimoceler®ガラスマイクロボンディング
  • 電気フィードスルー用のHermeS® 極細貫通電極付ガラス基板、および
  • Borofloat® 33生体適合性ガラス。

パラメータ 仕様
 ガラスの種類
  • 医療用インプラント向けBorofloat® 33生体適合性ガラス。
  • その他のガラスタイプもご用意しています。
 ガラスの厚み
  • ご要望に応じて対応可能です。通常、200 µm から数mm。
 ガラスマイクロボンディングの気密性
  • <1×10-11 atm cm2/s、長期埋め込みに対応する完全気密構造。
 HermeS®の気密性
  • <1×10-11 atm cm2/s、長期埋め込みに対応する完全気密構造。
 ガラスマイクロボンディングの封止温度
  • 20°C / 室温。
 ガス充填および圧力
  • ガス充填および圧力は、インプラント内部で制御されます。
  • 医療グレードN2またはその他の不活性ガスを使用できます。
 インプラントパッケージのサイズ
  • 寸法は1 mm未満から対応可能 
 インプラントパッケージの形状
  • 角形または円筒、その他の形状もご要望に応じて対応可能。
 メタライゼーション
  • 両面にパターン化されたメタライゼーションを施すことが可能です。
  • 一般的な金属/電極材料:チタン、白金、金、イリジウム酸化物。
 電極材料
  • Borofloat® ガラスとタングステンの組み合わせ、その他の材料もご用意しています。
 ガラス基板への電子部品実装
  • ガラス基板へのピック&プレースが可能です。
  • ガラス基板へのはんだ付けおよび接着剤によるチップおよび PCBAの取り付けが可能です。
 ガラス層間の隙間 /
追加材料
  • 隙間がなく、追加の材料も使用しておりません。
 光学コーティング / 誘電体コーティング
  • ガラス全面に両面コーティングを施すことが可能です。

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お問い合わせ
Ville Hevonkorpi, SCHOTT Primoceler
Ville Hevenkorpi

Head of New Venture Primoceler