アルミノケイ酸ガラス
アルミノシリケート（AS）ガラスを活用することで、エンジニアや科学者は、壊れないガラスの実現に大きく近づいています。 このガラスは 10％以上の高いアルカリ含有率を有しているため、優れた化学的強化特性をもたらします。 イオン半径の大きなアルカリイオンとイオン交換することで、表面に圧縮応力層を発生させ、強度を高めます。
超薄型で柔軟
独自のダウンドロー技術により、 AS ガラスは 100 マイクロメートル以下という驚異的な薄さでの加工が可能です。 これに化学的な強化処理を施すことで、ASガラスは折りたたみ式の電子機器や技術部品の設計に非常に魅力的なものとなっています。
優れた耐衝撃性
0.4 ～ 1 mm 厚さの剛性カバー用途のリチウムアルミノケイ酸塩（ LAS ）などの AS ガラスは マイクロフロート技術を用いて製造されます。 このガラスは、表面が滑らかで、高い耐衝撃性と抗屈性能を備えており、モバイル電子機器などの用途に適しています。
強靭化による卓越した強度
超薄型 AS ガラスが極めて優れた曲げ半径をもつのに対し、フローティングタイプは卓越した耐衝撃性を備えています。 さらに、このガラスタイプは多くの優れた特性を備えており、高度な電子機器に使用される信頼性の高い高品質な部品となっています。
高い耐破損性
化学強化により、従来のカバーガラスの何倍もの衝撃に耐えることができます。
卓越した表面品質
独自の製造工程により、高級感のあるファイヤーポリッシュ仕上げになっています。
高い柔軟性
曲げ半径が2mm以下の超薄型の場合、高い柔軟性が重要な利点となります。
高い透明性
優れた光透過性と透明性により、ディスプレイは非常に鮮明になります。
薄くて強靭
化学強化後の表面強度を維持したまま、50μm以下から330μmまでの厚さに加工することができます。
素材のラインアップ
無アルカリガラスのバリエーション
アルカリフリーのアルミノホウケイ酸ガラスは、 1nm未満の粗さで表面を焼結します。 このガラスの熱膨張係数は、シリコンなどの半導体に匹敵するため、電子機器用途に最適です。 転移温度が高いため、最高600℃までの高温用途に使用することも可能です。
アルカリ土類ASガラスのバリエーション
アルカリ土アルミノケイ酸塩ガラスにもアルカリ酸化物は含まれていませんが、約 15% のアルカリ土が混合されています。 非常に高い転移温度と軟化点を特徴とし、ハロゲンランプガラス電球、高温温度計、燃焼管などに最適です。
