PYRANOVA®

PYRANOVA® の合わせ加工された安全ガラスの多様性と信頼性は、卓越した技術の賜物です。優れた外観を維持しつつ、軽量で遮音性に優れているほか、建物内の空間を火災、煙、熱放射から保護する機能を備えています。

すべての建物の防火性と耐衝撃性

様々な環境で安定した性能を発揮

PYRANOVA® は、-20 °C から 50 °C の周囲温度で優れた透明性と安定した特性を維持します。これは、過酷な条件下でも屋内と屋外の両方での使用に適しており、外観と技術品質を長期間維持する上で信頼に値します。

光あれ

緊急時には耐火性は不可欠ですが、日常的な光の管理も大切です。PYRANOVA® は、ビジネス、住宅のいずれの環境でも、紫外線や直射日光下において高い安定性を確保します。

耐衝撃性

過酷な試験がPYRANOVA®が耐火性だけではなく、耐衝撃性にも優れている事を証明しています。振り子試験では、耐衝撃性クラス 1B1 等級を達成し、落下強度は TRAV カテゴリ のA と C を満たします。

組み合わせが簡単

PYRANOVA® ガラスは、耐火性評価 EI 15 から EI 120 、EW 30 から EW 60、T 30 から T 90 を満たしつつ、ほぼすべての建築設計に組み込まれています。非常に大型でありながら軽量なこのガラスは、床から天井まで、木材または鉄フレームと組み合わせる事ができます。

屋内

屋内用途のPYRANOVA® は、洗練された建築デザインを補完する役割を担う為、内部エリアの耐火窓ガラス向けに理想的です。透明で耐火性のある発泡性中間層を含む最低2枚のフロートガラスから構成されており、水平方向および垂直方向に広がる炎、緊急時の煙、熱放射を防ぎます。 

DIN EN ISO 12543 規格に適合する耐火特性に加えて、屋内用の PYRANOVA® バットジョイントシステムは、ガラスをシームレスに繋げる事により、エンドレスな窓を創出する事ができます。

 

屋内用途向け PYRANOVA® ガラスの仕様を示すチャート

屋外

屋外用途のPYRANOVA® はアウトドアや特に厳しい環境下で使用される特殊ガラスです。透明な耐火膨張中間層と少なくとも 2 つのフロートガラスから構成され、その合わせ安全ガラスは窓の外側を特徴付けます。 

DIN EN ISO 12543 規格を満たす耐火特性を備えた屋外用途の PYRANOVA® は、紫外線下においても高い安定性も備えています。

 

屋外用途向け PYRANOVA® ガラスの仕様を示すチャート

ISO PYRANOVA®

ISO PYRANOVA® は、 PYRANOVA® の全ての卓越した品質を満たしつつ、二重のガラスで成り立っています。その他の利点には、太陽光からの保護に加えて、強力な断熱性、遮音性、アンチグレアなどがあります。

 

ISO PYRANOVA® ガラスの仕様を示すチャート

燃焼試験

防火ガラスは、通常、国の建築基準に準拠した独立した認定試験機関による認証を必要とします。これらの公式試験のほとんどは標準的な時間 - 温度曲線に基づいて実施されますが、その他の試験は炭化水素曲線、外部燃焼曲線、低速加熱曲線によって実施されます。

SCHOTT は、弊社のパートナーとともに 、自社の大型加熱炉で内部予備試験を実施できます。これにより、ガラスとすべてのパーツが試験条件でどのように作用するかを調査し、製品の調整に必要なデータを得ることができます。これらの予備試験により、全体の公式試験に先んじて安全性を確認する事ができます。これにより、テストに不合格となった場合に時間と費用を節約する事ができ、テストセンターにおけるSCHOTT製品とパートナーのシステムの評判を向上させます。

 

耐火試験を実施するために使用される高温加熱炉

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