グローバルエンゲージメント
教育、社会、スポーツ分野への貢献
ショットの社会貢献活動の中でも際立っているのが Jugend forscht、Act for Children、スポーツの振興の3つのプロジェクトです。
教育 Jugend Forscht
現代の多くのシニア技術者、エンジニア、自然科学者にとって、若い研究者を対象とした「Jugend forscht」コンテストへの参加が、将来のキャリアを形成することになりました。ドイツの科学技術分野で、学校の子供たちと若者にとって最も重要なコンテストとして、若者にSTEMのテーマ (科学、技術、エンジニアリング、数学) に興味を持ってもらい、才能の発掘と促進を図ることを目的としています。ショットは、1970年以来、マインツ・ラインヘッセン地方の「Jugend forscht」と「Schüler experimentieren」コンテストの主要スポンサーを務めています。
社会貢献:Act for Children / Run for Children®
Run for Children®チャリティーランは、2019年まで、ショットの社会貢献の主要プロジェクトでした。14年間で参加者が生み出した金額は200万ユーロを超え、病気や障害をもつ子どもや社会的に恵まれない子どもたちを支援するマインツ地方の慈善団体に寄付されました。
2020年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でRun for ChildrenのイベントはAct for Childrenに形を変えました。ライブストリームのおかげで、参加者はスポーツ、音楽のパフォーマンス、カラフルな子供向けのプログラムなど、新しいバーチャルイベントに積極的に参加することができました。私たちの「大義のためには協力を惜しまない」という基本的な姿勢に変わりはありません。
スポーツ:TSV SCHOTTマインツ、SV SCHOTT イエナ
ショットのレクリエーションスポーツの促進には長い伝統があります。1896年には、創設者のオットー・ショットが、イエナの創設地の工場(現在の SV SCHOTTイエナ)近くへのスポーツクラブ設立を支援していました。マインツの新本社工場の開設後、1953年にTSV SCHOTTマインツの設立を支援し、現在も継続しています。当初から、両クラブはすべての市民に開かれていました。マインツとイエナの2つのクラブは、ラインラント・プファルツ州とチューリンゲン州で最大規模のレクリエーション・スポーツ・クラブで、それぞれの責任のもとに会社から独立して運営されています。
地域プロジェクト
SCHOTT RestCent - 良い成果は小さな貢献から生まれる
ドイツの6つの事業所の従業員は、毎月の給料から数セントを寄付する「SCHOTT RestCent」キャンペーンを行っています。個人の経済的負担はほとんどありませんが、多くの参加者から貴重な支援が提供されています。過去数年間にわたり、毎年合計約7千ユーロが寄付されています。私たちは、子どもたちへの支援を中心に、2つの拠点での社会的なプロジェクトに分配しています。
ミッタータイヒ 生物多様性のための花のパラダイス
ショット ミッタータイヒの従業員は、自然に貢献しています。800個の花の球根を植え、敷地の真ん中に3,000平方メートル以上の花畑を作りました。50種類以上の植物が現在見事に繁茂し自然を育み、蝶や森のミツバチなどの昆虫も豊富に生息しています。この持続可能な取り組みにより、ミッタータイヒ工場は、バイエルン州の環境保護区長から「花開く工場」というタイトルを授与されました。
ボルゴ・ア・モッツァーノ、イタリア:オリーブ畑の開拓
ボルゴ・ア・モッツァーノのショットの敷地内にある80本のオリーブの木の剪定を、知的障害のある若者たちが毎年担当しています。地元の支援団体であるフラテルニータ・ディ・ミゼリコルディアが監督しており、屋外で働くことに喜びを感じている様子が伺えます。
11月に収穫された有機栽培のオリーブは、専用の搾油機で低温圧搾された後、瓶詰めされ、支援団体のラベルが貼られて販売され、その収益は障害児のための社会事業に役立てられます。このプロジェクトの目的は、これらの若者たちが可能な限り自立して生活できるように支援することです。
ハンガリー、ルカーチャザ:チャリティー・クッキング
ハンガリーのショットの従業員は、毎年、ルカーチャザの工場近くの社会団体が主催するチャリティー料理イベントに参加しています。ショットのチームは、他の参加者とともに、チャリティーのために調理し、その収益は社会団体に寄付されたり、病気の子供たちの治療費に充てられます。
米国、サウスブリッジ: 米国がん協会リレー・フォー・ライフ
米国がん協会リレー・フォー・ライフは、世界最大かつ最も影響力のあるがん撲滅のための募金イベントです。世界中のコミュニティを結集し、がんと闘った人々を称賛し、失った愛する人たちを思い出し、最後まで闘えるよう行動を起こします。
ショット サウスブリッジは毎年、この大きな慈善活動に参加し、抽選、販売、募金活動を通して資金を集め寄付を募っています。従業員は、駐車場、カレンダー、Tシャツ、花や、サウスブリッジ・コモンでライトアップされている装飾されたイルミネーションバッグなどの寄付品の抽選券を販売し、年間を通じて資金を集めます。
メキシコ・ベラクルス:プラスチックの蓋を集めて、がんの子どもたちを支援する
「Tapatèn」キャンペーンでは、毎年約100kgのプラスチックの蓋が回収されています。このキャンペーンでは、ショットの従業員が1ヵ月間、プラスチックの蓋をコツコツと回収します。その後、これらは慈善団体に寄付され、慈善団体は蓋を売ることで小児がんの治療費に充てることができます。プラスチックの蓋はリサイクルされ、新製品の製造において貴重な材料として再利用されるため、従業員は環境保護にも貢献しています。
中国、上海 小学校のための新しいキッチン
中国の多くの孤立した地域では、子供たちは乏しい教育資源や貧弱な施設に苦しんでいます。地元の小学校では、200人以上の子供たちが、雨や埃から守られずに安全でない状態で食事をしました。ショット中国はNGO組織であるBig Bag Planと提携しました。このプロジェクト「思い出の味」は、雲南省萬匯市の小学校で子供たちのために安全で清潔な食堂を改装する支援をしました。このプロジェクトでは家の改修のみならず、椅子やテーブル、滅菌キャビネット、手洗い用のシンクなども新しく提供しました。
マレーシア、ペナン:学生向け科学ワークショップ
ショットは、高校生に科学、技術、工学、数学 (STEM) の分野に興味を持ってもらうことを重視しています。ペナンの従業員は地元の高校と協力し、ペナン国際科学フェアのワークショップに参加しています。生徒たちは創造的な作業を行い、ショットの従業員との個人的な交流を通じて科学的知識を広げる機会を得ています。