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30.09.2014, Mainz

ショット、固体酸化物燃料電池(SOFC)用のシーリングガラス種を拡充

ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット (SCHOTT AG、本社:ドイツ・マインツ市、取締役会会長:Dr. フランク・ハインリヒト)は、固体酸化物燃料電池(SOFC)用ガラスならびにガラスセラミック封止材用のガラス種を幅広く提供しています。今回新たに、ストロンチウム・バリウムフリーガラスを製品ラインアップに追加致しました。本製品は、クロムを含有する金属合金に使用可能で、低―中温域で駆動されるSOFCの封止用途に最適化されています。本製品の日本における販売は、ショットグループのNEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社(本社:滋賀県甲賀市、代表取締役社長:武富正弘)が担当いたします。

ショットは、2014年9月21日から24日にかけて韓国・釜山にて開催された「2014アジアンSOFCシンポジウム & 展示会」に同製品を展示し、大きな注目をあつめました。効率的で環境にやさしいSOFCは、最も期待されている技術のひとつで、コージェネレーションシステムなどの次世代発電用途のほか、燃料電池車などエコカーへの応用にも期待されています。
写真ID 241750: ショットの封止用ガラスペーストは、燃料電池部材の接合に使用され優れた気密性を確保する。出典:ショット
写真ID 241750: ショットの封止用ガラスペーストは、燃料電池部材の接合に使用され優れた気密性を確保する。出典:ショット
金属とセラミックで構成される、SOFCのセルスタックを適切に封着するためには、ガラスやガラスセラミックを用いた特殊な封止材が必要となります。これらの封止材は、種々の燃料電池のタイプに使用されています。高い駆動温度に対して優れた耐久性を有しているため、SOFCでの使用に最適です。ショットは、25年間にわたるガラスならびにガラスセラミック封止材の開発で業界をけん引しています。

多様な温度域やインターコネクタ材・セラミック材に使用できる種々のガラスを取りそろえるだけではなく、粉末、ペースト、ガラス焼結品またはガラスシート等、供給形状の柔軟性も特徴の一つです。

ショットのエレクトロニック・パッケージ部門で、テクニカルセールスマネージャーを務める、イェンツ・スフナー博士はこう説明しています。
「ショットは、ガラス種を拡充することで、一般的な金属合金ほぼすべてに使用可能な封止材を提供できるようになりました。また、特殊なニーズに対応できるよう、お客様と共に新しいガラスを開発しています。ショットは、常に新しいタイプのガラスを研究しており、ストロンチウムやバリウムを含まないガラスも、このような背景から開発されました」

ガラスを原料に用いたショットのSOFC用封止材は、高性能電池スタックの構成要素である平型または円筒型セルに負担のかからない相互連結を実現します。また、他の封止材とは違なり、高温や高湿度下においても、燃料となる還元性ガスと空気の混合を防ぎ、優れた気密性を長期間維持します。電気的絶縁性を確保しつつ、還元ならびに酸化雰囲気下における化学的安定性にも優れています。電池の長寿命化を実現するためには、金属とセラミックスの熱膨張係数に最適化された封止材を選択することが重要です。

ショットは、特殊ガラスの世界的なリーディングサプライヤーとして、130年にわたる歴史をもち、エレクトロニック・パッケージ部門は、ガラス-金属封止技術(GTMS、Glass to metal seal)分野において70年以上の経験を有しています。

その他、詳細情報は下記をご参照ください(英語サイト): https://www.schott.com/epackaging/english/glass/powder/fuel_cells.html

【ご参考】
燃料電池について
固体酸化物燃料電池(SOFC)は、酸素イオンが水素や一酸化炭素と反応することによって生成される化学エネルギーを、電気と熱に変換します。高温型(約650℃~1000℃)の燃料電池は、化石燃料から直接取り出した水素や一酸化炭素が用いられるため、天然ガス、バイオガス、灯油やディーゼル用の既存インフラを活用することができます。高温型燃料電池からの廃熱は、冷暖房などに利用することができます。現在、日本では10,000台以上の暖房用燃料電池が使用されており、ドイツの家庭においても、約600台ほどが活用されています。まだ新しい技術ではあるものの、市場は成長が見込まれています。近年では、日本、米国、韓国、欧州などで、研究開発が活発化しています。

印刷用画像データは下記URLよりダウンロードいただけます: http://www.schott-pictures.net/presskit/258062.sofc

ショットAGについて
ショットAGは、特殊ガラス・材料、先進技術分野で130年の歴史を有する国際的な技術グループ企業です。ショット製品の用途は、家電、医薬品、電子 機器、光学機器、輸送機器など多岐に渡っており、多くの製品が世界No.1として評価されています。ショットはサステナビリティを追求し、従業員、社会、 環境への支援に努めています。またショットは世界35ヵ国に製造・販売拠点を設置し、お客様との密接な関係を保っています。現在の従業員数は約 15,400人で、2013年度には約18.4億ユーロの売上高を達成しました。なお、ショットは、カールツァイス財団の 傘下企業です。

NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社について
NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社は、日本のNECとドイツのショットグループの出資により、2000年9月に設立された合弁会社です。当社は、気密端子、温度ヒューズ等の電子コンポーネンツ分野および特殊ガラス応用分野において、NECおよびSCHOTTグループが持つグローバルなノウハウを最大限に 生かし、21世紀以降もお客様に満足していただける製品やサービスを提供しています。



本件の製品販売に関するお問い合わせ先
NEC SCHOTT コンポーネンツ株式会社
GTMS部
塚田康雄

電話番号: 0748-63-6638
Fax番号 : 0748-63-2371

本件に関する報道・出版関係のお問い合わせ先
ショットAG 広報代理
CNC Japan 村上

電話番号: 03-5156-0102
FAX番号: 03-5156-0188
Email: itsuki.murakami@cnc-communications.com
写真ID 241746: ショットのSOFC封止用ガラスペーストの製造工程: 特殊ガラスを溶解したのち、パウダー状に粉砕し、さらにペースト状に加工する。ガラスペーストはシリンジ等に充填され、SOFCのスタック用封止材として使用される。
写真ID 241746: ショットのSOFC封止用ガラスペーストの製造工程: 特殊ガラスを溶解したのち、パウダー状に粉砕し、さらにペースト状に加工する。ガラスペーストはシリンジ等に充填され、SOFCのスタック用封止材として使用される。
Press contact
SCHOTT AG
Michael Müller
PR Manager
Hattenbergstraße 10
55122 Mainz
Germany
Phone: +49 6131/66-4088
Further information
SCHOTT AG
Salvatore Ruggiero
Vice President Marketing and Communication
Hattenbergstraße 10
55122 Mainz
Germany
Phone: +49 6131/66-4140
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