プレスリリース

2019-05-27

ショット、拡張現実および複合現実向け高屈折率ガラスウエハー SCHOTT RealView™の次世代モデルを発売開始

ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット(SCHOTT AG、 本社:ドイツ・マインツ市、取締役会会長:Dr. フランク・ハインリヒト)は、拡張現実(AR)や複合現実(MR)技術を搭載したスマート・グラス向け高品質光学ガラスウエハー「SCHOTT RealView(ショット リアルビュー)™」の次世代モデルのサンプルを2019年5月27日より日本で販売いたします。現在市場で販売されている最先端スマート・グラスの視野角は約40度ですが、ショットが新しく開発したSCHOTT RealView™次世代モデルは最大65度の視野角および屈折率1.9を実現し、より深い没入体験の提供を可能にします。ショットは、今回の新製品の導入によって、日本においてもARおよびVR市場の開拓をさらに進めてまいります。
完全な没入体験は、ARおよびMR産業がめざすものですが、これを達成するためには、人間の自然な視野のより広い範囲に仮想コンテンツを見せる必要があり、視野角の拡大と屈折率の向上が求められます。同時に、ソフトウェア開発者が人間の自然な視野範囲内で自由に仮想コンテンツを配置できるように、制限のない視野角での作業環境が必要となります。高解像度で映像投影をするために、市場では品質の高い光学ガラスや、高精度の表面粗さ、高い均一性と透過率、そして最小の厚みといった特質が求められています。

ショットは、長年にわたるAR機器メーカーとの共同研究に基づいて、市場の特殊なニーズに応えるガラス組成を開発し、2018年5月に初代SCHOTT RealView™を日本および世界市場で発売しました。半導体やセンサー市場向けの従来のガラスウエハーと比べ、SCHOTT RealView™ウエハーは、新しい業界スタンダードとなる薄さで、従来比10倍の狭い公差の均一な表面をもち、最先端のガラス組成で製造されています。新たに製品群に加わった、最大対角視野角65度と屈折率1.9を特徴とするSCHOTT RealView™次世代ウエハーは、新世代AR機器の光学デザインの領域を広げます。ショットは、AR機器やMR機器に求められる多様なデザインニーズにお応えして参ります。

SCHOTT RealView™の次世代ウエハーは、熔解からウェハー加工工程までの大量生産に最適化されたガラス特性で設計されています。これによって、導光技術を採用するAR機器やMR機器に適した、非常に高い屈折率を備えるウエハーを実現しました。

ショットの135年にわたる光学ガラス製造の経験と120種類を超える硝種からなる製品群が、今回のウエハー技術の開発を支えています。ショットが持つ、光学ガラスの熔解技術および加熱成型技術によって、最高レベルの純度、均一性、安定した品質の屈折率などの厳しい要件にお応えしているほか、すべての業界標準大口径ウェハーサイズに対応しています。

ショットの光学ガラスはドイツの先端熔解工場で製造され、優れた品質を確保しています。ウエハー製造および光学コーティングは中国に設立した新工場で行います。新工場は、急増する需要に大量生産で対応するために新設した工場です。プロトタイプおよび研究に関するご相談は、ドイツおよびスイスの研究所でガラス、ウエハー加工、コーティングのそれぞれの専門スタッフが対応いたします。また、熟練の応用技術者が、世界各地で、お客様のサポートを行います。

ガラス熔解から光学コーティングまで一貫生産体制で提供するショットは、AR産業における信頼できるサプライヤーであり、このダイナミックな市場の世界規模で拡大する需要に対応できる生産能力も有しています。今回の新製品によって、ショットは完全な没入体験を実現するためのキー・コンポーネントを提供するとともに、業界の技術ロードマップの実現にも貢献して参ります。

また、ショットの初代SCHOTT RealView™は、SID (the Society of Display)主催の2019年「Display Industry Award」において、アップル、サムスン、ソニー、デクセリアルズ、ジャパンディスプレイおよびレノボと並んで「Display Component of the Year」を受賞しました。

SCHOTT RealView™に関する詳しい情報は、こちらのウェブサイトをご覧ください。

製品について 
https://www.schott.com/advanced_optics/japanese/applications/augmented-reality.html

イノベーション特設ページ
https://www.schott.com/innovation/jp/real-digital/


ご参考動画:SCHOTT RealView™がキー・コンポーネントとなっている、AR・MR機器における導光技術の原理
業界をリードするAR機器やMR機器は導光技術を採用しています。この革新的な技術のキー・コンポーネントが、高い屈折率を持つガラスウエハーSCHOTT RealView™です。その原理は以下のとおりです。
1. プロジェクターが、導光路に向けてデジタルイメージを光波で投影します。
2. プロジェクターからの光波は導光路上に形成された回折格子によって導光路内を所定の位置に投影されます。
3. 各色の光波が取り出し側の回折格子によって投射されます。
4. 視線は動きながら、デジタルと実際のイメージ両方を認識します。これが複合現実として認識されます。



ショットについて
ショットは、特殊ガラスやガラスセラミックの分野をリードする国際的なテクノロジーグループ企業です。ショットは130年以上にわたり、優れた研究開発や素材と技術の専門知識をすることをもとに、多岐にわたる高品質な製品とインテリジェントソリューションを提供しています。ショットは、家電、医薬品、エレクトロニクス、光学、自動車ならびに航空など、さまざまな産業にイノベーションをもたらします。ショットは製品を通じてすべての人びとの暮らしのなかに息づき、イノベーションと持続可能な成功の実現に努めています。また、ショットは世界33ヵ国の製造・販売拠点に約15,500人の従業員を有し、グローバルに事業を展開しています。2018年度の売上高は約20億8000万ユーロです。ショットグループの親会社であるショットAGはドイツ・マインツ市に本社を置き、カール・ツァイス財団がその株式の100%を所有しています。カール・ツァイス財団はドイツ有数の科学振興財団であり、最も長い歴史をもつ民間財団のひとつです。財団所有企業であるショットは、従業員、社会、環境に対する社会的責任を重視しています。 https://www.schott.com/

ショット日本について
ショット日本株式会社は、ドイツに本社を置く国際的なテクノロジーグループ企業、ショットグループの100%子会社です。滋賀県の水口事業場と、東京の東京営業部に、合計約220人の従業員を擁しています。ショットの日本における歴史は古く、1966年には、ショットグループのアジア初の拠点として、東京に販売子会社が設立されました。結晶化ガラス、光学ガラス、 薄板ガラス、管ガラスなどショット製品の 日本市場での販売を担当しているほか、水口事業場では気密端子(ハーメチックシール)や温度ヒューズなどの電子部品を2000年より製造しており、電子デバイス、家庭用電化製品、自動車、オプトエレクトロニクスなどに使用されています。主要製品のひとつである、ショットのセラン®は、その耐熱性を評価され、1977 年以降、リンナイ株式会社の加熱調理機トップレートに採用されています。https://www.schott.com/japan

本件に関する報道・出版関係のお問い合わせ先:
ショットグループ 広報代理
Kekst CNC 岸本・斎藤
電話番号: 03-5156-0273 (岸本)/ 03-5156-0189 (斎藤)
FAX番号: 03-5156-0188
Email: marika.kishimoto@kekstcnc.com / ai.saito@kekstcnc.com
 
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