プレスリリース

2018-09-25, Tokyo

ショットとインフィコン、バッテリー大阪に共同出展

~電気自動車向けバッテリーの寿命を伸ばす技術を展示~
ドイツの特殊ガラスメーカー、ショット(SCHOTT AG, 本社: ドイツ・マインツ市、取締役会会長: Dr. フランク・ハインリヒト)とスイスに本社を置く、ガス分析、計測、およびコントロールのために世界水準の機器を提供するインフィコン(INFICON Holding AG, 本社:スイス・バートラガーツ、最高経営責任者: ルーカス・ウィンクラー)は、2018年9月26日(水)から28日(金)までインテックス大阪で開催される「第5回二次電池展」(通称「バッテリー大阪」に出展することをお知らせいたします。(ブース番号:13-39)。主な展示となるのは、電気自動車(EV)のバッテリーセル向けのガラスとアルミニウムの気密封止技術(GTAS®)です。同技術は、バッテリーセルへの湿気の侵入を恒久的に防ぐことで、バッテリー寿命と車の安全性の向上を実現します。

樹脂などの有機材料による封止は、時間の経過とともに劣化するため、必要な気密性が維持されないという高いリスクがあります。しかし、バッテリーの電解液を従来の樹脂ではなく、特殊ガラスを用い封止することで、この問題を解決することができました。

バッテリー大阪では、電気機器の発熱を検知し、発火を防ぐ温度ヒューズ「SEFUSE® (セヒューズ)D6S」も展示いたします。SEFUSE® D6Sは、表面実装型の超薄型デバイスで、省スペース化が必要なリチウムイオンバッテリーへの適用に理想的です。会期中はその他にも、フッ化水素酸捕集ガラスパウダーも展示いたします。同製品を使用することで、無機ガラスパウダー粒子がフッ素イオンを捕集し、ガラス粒子表面に沈着結合させることができます。この反応により、フッ素イオンを恒久的に不活性化させ、バッテリーシステムのフッ化水素酸による劣化を防ぎ、バッテリーの寿命を延長します。

EVの台数が増え続ける中、バッテリーセルの品質保証もますます重要になっています。バッテリーセルに電解液を注入して封止する際、セルへの湿気の侵入を防ぐため、メーカーはバッテリーセルのハウジングにおける気密性試験を行う必要があります。せっかく高級な電気自動車を買ったとしても、わずか数年でバッテリーの充放電範囲が半分以下になってしまうようでは、消費者に満足していただけません。品質を保証することは、長いバッテリー寿命を保証すると共に、安全性を確保することにもつながります。

電解液は水分と反応するとフッ酸が発生する恐れがあるため、バッテリーセルからの電解液の漏えいとセルへの湿気の侵入を防ぐことは、必要不可欠です。また、各バッテリーセルのハウジングも、完全にガス不透過性である必要があります。なぜなら、ガスが浸透すると、当初想定されていた充電回数を大幅に下回る段階で、バッテリーの容量が低下し、EVのバッテリーが短期間で減少してしまうからです。さらに、外部から水分が浸入すると、短絡を引き起こす恐れがあるため、外部からバッテリーモジュールやパックのハウジング内部へ水分が浸透しないようにすることも必要です。

e-モビリティが進化し続ける中、サプライヤーやメーカーからの新たな封止技術に関する要求が高まっています。この課題には、ショットによる高度な部品構造と、一貫した封止試験に関するインフィコンの専門知識という、多方面からの対応が必須です。

これにより、ショットとインフィコンは、協同でマーケティング活動を行っています。両社は、高品質で長寿命のバッテリーを実現するため、同じ顧客グループに対し、それぞれの製品を用いた包括的な部品・試験ソリューションの提案をしています。

インフィコンは先日、「自動車産業界の漏れ試験を間違いなく正確に行い、リコールを回避」という白書を発表しました。
インフィコンの基礎開発部門責任者、ダニエル・ウェツィッグ博士は、次のように述べています。
「湿気が浸入すると、バッテリーセルはそのうち完全に破壊してしまいます。品質管理のプロセスの一つとして、この不可欠となる不浸透性を保証するには、現代のトレーサーガス法が必要不可欠です。ウォーターバス、漏えい検知スプレー、空気圧減衰試験などの従来の試験方法では、微小漏えいを検知できず、その段階で既に大量の空気と湿気が、バッテリーセルに侵入してしまいます。我々は、トレーサーガスとしてヘリウムを使用し、現代的で包括的なトレーサーガス法を用いた真空計を提供しています。これにより、製造における品質を保証し、確実かつ効率的にどれ程微小な漏えいも防ぐことができます。」

ショットAGのR&D担当者Dr.フランク・クロールは、次のように述べています。
「ショットのバッテリー用ガラス封止リッドは、樹脂材とは異なり経年劣化せず、脆性に優れています。そのため、電解液の封止部から湿気が浸入したり、漏えいしたりするという危険を無くすことができます。」

GTAS®技術は、高精度にコントロールされた熱膨張係数を有する特殊ガラスにより、耐久性と不透過性に優れた気密封止を可能にします。無機材料のガラスを用いた封止技術は、熱安定性、耐リチウム電解液性、機械的安定性にも優れています。バッテリー用GTAS®は、アルミニウムまたは銅の2つの電極と、その電極を囲む特殊ガラスリング、さらにガラスを囲む大きいアルミニウムで構成されています。接合プロセスにおいて、アルミニウムとガラスを加熱すると、アルミニウムはガラスよりも先に熱膨張し、温度が下がると、アルミニウムが電極を囲むガラスに外側から圧縮応力を加えます。これにより、機械的に非常に強力な封止を実現し、その結果、バッテリーセルの長寿命化が可能になります。

詳細は、ショットの出展社ページをご覧ください: https://d.wsew.jp/ja/Expo/4713426

インフィコンの白書(英語:近日中日本語版公開)は、ご登録者に無料でお送りしています。ご登録は、こちらから: https://www.inficon.com/ja/市場/自動車産業界の漏れ試験を間違いなく正確に行いリコールを回避/e-mobility-white-paper/

ショットについて
ショットは、特殊ガラスやガラスセラミックの分野をリードする国際的なテクノロジーグループ企業です。ショットは130年以上にわたり、優れた研究開発や素材と技術の専門知識をもとに、多岐にわたる高品質な製品とインテリジェントソリューションを提供しています。ショットは、家電、医薬品、エレクトロニクス、光学、自動車ならびに航空など、さまざまな産業にイノベーションをもたらします。ショットは製品を通じてすべての人びとの暮らしのなかに息づき、イノベーションと持続可能な成功の実現に努めています。また、ショットは世界33ヵ国に製造・販売拠点を設置し、グローバルに事業を展開しています。現在の従業員数は約15,000人で、2017年度の売上高は約20億500万ユーロです。ショットグループの親会社であるショットAGは、ドイツ・マインツ市 に本社を置き、カールツァイス財団がその株式の100%を所有しています。財団所有企業であるショットは、従業員、社会、環境に対する社会的責任を重視しています。www.schott.com

ショット日本について
ショット日本株式会社は、ドイツに本社を置く国際的なテクノロジーグループ企業、ショットグループの100%子会社です。滋賀県の水口事業場と、東京の東京営業部に、合計約220人の従業員を擁しています。ショットの日本における歴史は古く、1966年には、ショットグループのアジア初の拠点として、東京に販売子会社が設立されました。結晶化ガラス、光学ガラス、 薄板ガラス、管ガラスなどショット製品の 日本市場での販売を担当しているほか、水口事業場では気密端子(ハーメチックシール)や温度ヒューズなどの電子部品を2000年より製造しており、電子デバイス、家庭用電化製品、自動車、オプトエレクトロニクスなどに使用されています。主要製品のひとつである、ショットのセラン®は、その耐熱性を評価され、1977 年以降、リンナイ株式会社の加熱調理機トップレートに採用されています。http://www.schott.com/japan/

インフィコンについて
INFICONは、リークテスト向けの計測器や装置の開発、製造、販売を手がける、世界のリーディングカンパニーです。取引先は、冷蔵・空調機器業界、自動車メーカーやサプライヤー、半導体業界、リークテストシステムの生産者など、多岐に渡ります。スイスに本社を置くINFICON Holdingは、世界15カ国以上に販売・サービス拠点を設置し、更に多くの地域における販売・サービスのネットワークと連携し、事業を展開しています。日本にあるインフィコン株式会社は、INFICONグループの100%子会社で、横浜と大阪に事業所を有しています。2017年度のグループ全体の売上高は3億7400万米ドルで、世界中で1000人の従業員を擁します。INFICONはスイス証券取引所にて株式を公開しています(証券コードIFCN)。


ショットのGTAS®SEFUSE®、ガラスパウダーの販売に関するお問い合わせ先:
ショット日本株式会社  
マーケティング担当
塚田 康雄
電話番号: 0748-63-6638 
Fax番号: 0748-63-2371
Email: yasuo.tsukada@schott.com

インフィコンのトレーサーガス法、真空計に関するお問い合わせ先
インフィコン株式会社
電話番号: 045-471-3328 
Fax番号: 045-471-3327

本件に関する報道・出版関係のお問い合わせ先:
ショットグループ 広報代理
CNC Japan 岸本・村上
電話番号: 03-5156-0273 (岸本) / 03-5156-0102 (村上)
FAX番号: 03-5156-0188
Email: marika.kishimoto@cnc-communications.com / itsuki.murakami@cnc-communications.com

 
見本市 & イベント
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November
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