原子力発電所の設計で、安全性を軽視することはできません。

耐用年数の長期化と運転温度の上昇に対する業界からの要求が、原子炉の設計要求をより厳しくしています。そのため、安全基準を適切に評価することは極めて重要です。

大きな影響力を持つ小さな部品
安全性は、原子力用途において、最も重要な要素である一方、全ての部品が、重大事故時の高温や高圧に耐えられるよう設計されているわけではありません。たとえ、最小の部品であったとしても、計測装置や制御系統の故障は、情報伝達や原子炉制御の喪失を引き起こす可能性があります。しかしながら、重大な事故においても、情報伝達や原子炉制御を維持することは大変重要です。

IAEA: 重大事故に耐える部品の試験

2017年7月、IAEA(国際原子力機関)は、重大な事故時に、各部品が本来の設計基準を上回る条件にどのように晒されるのかに関する報告書を発表しました。報告書では、IAEAは「重大事故の条件下で、電気装置、計測・制御装置の性能を確実に評価する際に、考慮すべき国際基準」の確立を推奨しました。 IAEAのレポートの全文はこちらをお読みください。
Nuclear Safety Weak Broken Chain Link
改善の鍵:原子力安全部品への高品質な無機材料(ガラス、セラミック、金属など)の使用について
有機材料は無機材料に比べると、安全性に劣っています。例えば、有機材料であるエポキシ樹脂が、とりわけ電気貫通端子の封止材料に使用されている場合、重大事故時の高温、高圧、高放射線の環境下で、封止材料の劣化が急速に進み、部品故障につながる可能性があります。IAEAは、「高放射線に対して優れた耐性を備える金属、ガラス、セラミック、高性能樹脂など、幾つかの材料の使用」を推奨しています。


福島の教訓
2011年の福島の事故に関する分析は、IAEAの報告書の内容を裏付けています。つまり、重大事故状態に耐えるように設計されていなかった部品の欠陥が、発電所のインフラ(基礎構造)の急速な劣化を引き起こす一因になりました。有機材であるエポキシ材料を使用したハッチや電気貫通端子の故障が、状況を悪化させた水素漏洩と二次爆発の要因になったと疑われています。 調査の詳細な分析と現在の状況に関する最新情報はTEPCOのウェブサイトでご覧いただけます。
ガラスと金属の封止技術による貫通端子: 安全性向上のための既存の選択肢
ガラスと金属の封止技術による貫通端子は、世界各国の100基以上の原子力発電所に設置され、メンテナンスフリーで稼働しています。これらの貫通部は、60年の耐用年数、400ºCの耐熱性、400 barの耐圧性を備え、メンテナンスフリーであるだけでなく、重大事故状態においても数時間、完全性を維持することができます。
見本市 & イベント
30.
May
展示会 Materials, Veldhoven, Netherlands, 2018-05-30 - 05-31
26.
June
展示会 World Nuclear Exhibition, Paris, France, 2018-06-26 - 04-28
05.
September
展示会 CIOE - China International Optoelectronic Expo, Shenzhen, 中国, 2018-09-05 - 09-08
17.
September
展示会 Gastech, Barcelona, España, 2018-09-17 - 09-20
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日本国
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